2007年1月27日土曜日

Let'sNote2007年春モデルの実力は?

2007年春モデルのレッツノートを徹底検証してみたい。
まずは、フルモデルチェンジしたR6モデルだ。

【基本性能】
今回、レッツノート全機種において、CPUをインテル(R) CoreTM Duo プロセッサーを搭載している。
R6はT5、W5シリーズと同じ、インテル(R) CoreTM Duo プロセッサー 超低電圧版 U2400(1.06GHz)を搭載し、処理スピードを格段に上げているにもかかわらず、ファンレスとなってる。
本体が熱くならないか心配なところだが、実際は使用してみないとなんともいえない。

OSはWindowsVistaBussinessを搭載し、従来のレッツノート同様ビジネス使用を想定している。
しかし、快適に使用しようとすると、標準メモリがオンボード512MBの為、最低でも512MBプラスして1GBにしないと、Aero機能を使用できないし快適に使用するのは困難だろう。
できれば、最大の1GBメモリを追加して、1.5GBで使用したいところだ。

また、2006夏にフルモデルチェンジしたY5にも搭載された、別売りのポートリプリケーターが接続できるインタフェースを追加している。
これにより、事務所・自宅ではディスプレイや周辺機器・LANをポトリにつけておいて、出かけるときは、ポトリだけを外していけるという手軽さと拡張性を持たせた。

【堅牢性】
フルモデルチェンジしたとき、レッツノートは常に新しい機能を追加してきたが、今回R6モデルの新機能としては、動作時底面落下で76cmの落下を耐える耐久性を備えた。
これは、加速度センサー付HDDを使用していない機種とは思えない程の実験結果だ。

レッツノートは何故加速度センサー付HDDを他社と同様に使用しないのだろうか?
聞いた話によると、センサー付だと電車内で使用時、少々の揺れなどでセンサーが動作してしまいその都度、HDDのヘッドが収納されてしまうので、実用的ではない。また、最近はセンサーの感度を調整できる機能があるが、これも、センサー感度を弱めるのは、結局センサーがある意味がなくなってしまう。という事で、加速度センサー付HDDは搭載していないのだそうだ。

更に、2006年夏モデルでフルモデルチェンジしたY5シリーズで搭載された、キーボード防滴機能も
搭載され、キーボードの上から水がこぼれても大丈夫な構造になっている。
Y5と異なる点は、Y5の場合、底面に穴が開いており、そこから水を流す構造だが、R6は、手前の
パームレストにカットされた溝より水を流す構造になっている。

【セキュリティ】
セキュリティ面では大きな変更は無いようだ。従来機種からある、BIOSパスワード32文字は結構使える。しかし、各社FeliCaカード対応になってきているので、是非レッツノートも搭載してほしい。
指紋認証は私個人的には、認識率が低いので、必要性は感じない。
また、セキュリティ設定ユーティリティは、PCのセキュリティ状態が一目で把握出来るのでgood。

【バッテリー&重量】
バッテリーは前回機種約11時間駆動だったのに対し約8時間となっている。
これは、CPUアップとOSがVISTAになったからだろうが、10時間をきったのは残念だ。
しかし、CoreDuoプロセッサで8時間なので、処理スピードを考慮すればその分仕事もはかどるという事で相殺されるか。

重量は、前回機種より約69g軽量化し、約930gとなっている。
ここまでの堅牢性をあげたにもかかわらず、軽量化したとは流石だ。


【総評】
レッツノートシリーズは、相変わらず、高い位置でのバランスを保ったモバイルPCの王道を走っている感がした。
欲を言えば、堅牢性を維持しつつ、更に軽量・薄型化をお願いしたい。


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